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理由の一つに大柄な人は小柄な人より細胞が多いことが挙げられる。細胞が多ければがんになる細胞も多いため、がんにかかるリスクが少し高くなる。だが、それだけではこの現象を説明するには不十分だ。むしろ、背の高さは成長ホルモンへの反応の強さを示しているというのが説明になりそうだ。背が高いことは、成長ホルモンが多い、あるいは反応しやすいことを意味しているのかもしれない。

　長寿の秘訣（ひけつ）を明かすために、成長ホルモンについて掘り下げる必要がある。エームズ・ドワーフマウスが小さい原因である下垂体から見ていこう。下垂体は脳のすぐ下にあり、成長ホルモンを分泌するが、成長ホルモンはその名にもかかわらず成長に関与していない――少なくとも直接的には。その代わり、肝臓まで運ばれていって、成長ホルモン受容体と結合する。この結合によって肝臓は“もう一つの”ホルモンを作る。それはIGF‐1（インスリン様成長因子1）と呼ばれ、これが人間を成長させる。したがって、ラロン症候群は成長ホルモンによってではなく、合成されたIGF‐1によって治療できる。(記事から）

https://www.dailyshincho.jp/article/2023/01310612/

同じ民族でも身長の低い人が長生きするのか。

ウドの大木ではダメか。